太陽光がある家なら「おひさまエコキュート」は得?昼間に沸かして自家消費を増やす仕組みを検証

太陽光発電とおひさまエコキュートで昼間にお湯を沸かして自家消費を増やす仕組み 家・暮らし

新築で太陽光発電を導入するにあたり、給湯設備にはコロナの「おひさまエコキュート」を選びました。

一般的なエコキュートは、電気料金が安い夜間にお湯を沸かす使い方がよく知られています。

一方、おひさまエコキュートは、太陽光が発電する昼間にお湯を沸かし、発電した電気を家庭内で使うという考え方です。

わが家には6.6kWの太陽光発電があります。

そこで気になるのが、

「発電した電気を売るより、お湯を沸かすために使った方が本当に得なのか?」

という点です。

この記事では、おひさまエコキュートを実際に導入した立場から、その仕組みと太陽光発電との相性、そして今後確認していきたい経済効果についてまとめます。

なぜ「夜」ではなく「昼」にお湯を沸かすのか

従来のエコキュートでは、夜間の安い電気を利用してお湯を沸かし、貯湯タンクにためておく方法が一般的です。

しかし、太陽光発電がある家では事情が変わります。

昼間には自宅の屋根で電気をつくっているからです。

太陽光で発電した電気は、

家庭内で使う

または

余った分を売電する

ことになります。

ここで重要なのが、電力会社から購入する電気の単価と、余った電気を売る単価が同じとは限らないことです。

そのため、発電した電気を売って、後から別の時間帯に電気を買うよりも、発電している時間帯に自宅で使う方が有利になるケースがあります。

おひさまエコキュートは、その太陽光発電の電気を給湯に活用するための設備です。

わが家は太陽光6.6kWと組み合わせた

わが家では、新築時にQcellsの太陽光発電を6.6kW導入しました。

太陽光の年間発電量については、現在の設置条件から年間約8,300~8,700kWh程度を想定しています。

この発電量をすべて売電するのではなく、一部を家庭内で使うことで太陽光の経済効果を高められないかと考えました。

その一つが給湯です。

家庭で使うエネルギーの中でも給湯は一定の割合を占めるため、太陽光が発電する時間帯へ給湯のための電力消費を移せれば、自家消費量を増やせます。

おひさまエコキュートは何をしている?

仕組み自体はシンプルです。

通常の夜間中心の沸き上げではなく、太陽光が発電する昼間を中心にヒートポンプを動かしてお湯をつくります。

そのお湯を貯湯タンクにためておき、夜のお風呂やシャワーなどで使用します。

つまり、太陽光の電気をそのまま蓄電池にためるのではなく、

太陽光の電気 → 昼間にお湯をつくる → お湯としてタンクにためる → 夜に使う

という使い方です。

電気そのものを保存しているわけではありませんが、発電したエネルギーを「お湯」という形で後から使うことになります。

この考え方は、太陽光発電とかなり相性がいいと感じています。

売電するのと、お湯を沸かすのはどちらが得?

ここが一番知りたいところです。

考え方としては、

売電した場合に得られる金額

と、

自家消費することで買わずに済んだ電気代

を比較します。

例えば、太陽光で1kWh発電したとします。

その1kWhを売れば、売電単価に応じた収入になります。

一方、その1kWhを給湯などに使えば、本来電力会社から購入するはずだった電気を減らせます。

したがって、

買電単価 > 売電単価

となる条件では、単純な1kWhあたりの価値だけを見れば、自家消費した方が有利になります。

ただし、エコキュートの場合は外気温によって効率が変わることや、契約している電気料金プランなども関係します。

そのため、「昼間に沸かせば必ず○円得」と単純には言い切れません。

わが家については、実際の電気料金と太陽光発電量を確認しながら検証していきます。

昼間に沸かすことには別のメリットもある

おひさまエコキュートについて調べていて興味深かったのが、単純な売電と買電の差だけではないことです。

エコキュートは、空気中の熱を利用して効率よくお湯をつくります。

一般的に夜間より昼間の方が外気温が高くなりやすいため、条件によっては昼間に運転することが効率面でも有利になる可能性があります。

また、昼間にお湯を沸かして夜に使う場合、夜中に沸かしたお湯を夕方まで長時間保温する場合と比べて、貯湯時間を短くできます。

つまり、

太陽光の自家消費

だけではなく、

外気温

お湯を使うまでの時間

まで含めて考えられるのがおひさまエコキュートの面白いところです。

蓄電池がなくても太陽光を有効活用できる

太陽光発電の自家消費を増やす方法として、まず思い浮かぶのは蓄電池です。

昼間につくった電気を蓄電池にためて、夜に使う方法です。

ただし、蓄電池を導入するには追加の費用がかかります。

一方、給湯はもともと家庭で必要です。

そこで、太陽光が発電している時間帯にエコキュートを動かし、もともと必要なお湯を昼間につくっておくという考え方ができます。

蓄電池とまったく同じものではありませんが、太陽光の余剰電力を活用する方法の一つとして合理的だと考えました。

本当に得だったかは実測して判断する

おひさまエコキュートを導入した時点では、仕組みとして太陽光発電との相性は良いと考えています。

ただし、これだけで「導入して正解だった」と結論づけるつもりはありません。

今後確認したいのは、

太陽光発電量

昼間の自家消費量

エコキュートの消費電力量

買電量

売電量

実際に支払った電気料金

です。

特に、太陽光6.6kWとおひさまエコキュートを組み合わせることで、どこまで自家消費率を高められるのかを確認したいと思っています。

太陽光だけでなく「どう使うか」まで考える

新築で太陽光発電を導入して感じたのは、パネルを何kW載せるかだけではなく、発電した電気をどう使うかまで考える必要があるということです。

わが家では6.6kWの太陽光発電を導入しました。

しかし、発電量が多くても、その大部分を安い単価で売り、必要な電気を別の時間帯に高い単価で購入していれば、太陽光を最大限活用しているとは限りません。

おひさまエコキュートは、給湯の時間を昼間へ移すことで、その問題を改善する方法の一つです。

太陽光発電の導入費用や年間発電量については、別の記事で詳しく検証しています。

まとめ

わが家では、新築時に太陽光発電6.6kWとコロナのおひさまエコキュートを組み合わせました。

狙いは、単に太陽光で発電するだけでなく、昼間にお湯を沸かすことで自家消費を増やすことです。

考え方としては、

昼間に太陽光で発電する

↓

エコキュートでお湯をつくる

↓

お湯としてタンクにためる

↓

夜のお風呂などで使う

という流れです。

仕組みとしては合理的ですが、本当に経済的だったかどうかは実際の数字で判断する必要があります。

今後、発電量・自家消費量・売電量・電気料金などの実績がたまったら、太陽光6.6kWとおひさまエコキュートの組み合わせが実際にどの程度効果を出したのかを検証していきます。

タイトルとURLをコピーしました